2010年05月25日
第4回しみず寄席、開催されました

一昨日(5月23日)、静岡市清水区の「はーとぴあ清水」にて第4回のしみず寄席が開催されました。
「はーとぴあ清水」の6F多目的ホールは別件で過去何度か利用したことがあるのですが、落語会は今回が初めて。移動式のひな壇型客席と並べる椅子で250人~300人くらい収容可能で使いやすい「ハコ」なのですが、やや照明と舞台設営に難アリかなって感じです。
今回のご出演は、毎度おなじみの春風亭百栄師匠と、この春に真打昇進された桂笑生改め桂文雀師匠、そして「一人お囃子」の恩田えりさんです。
春風亭百栄師匠は三席。「浮世根問」「桃太郎」「トンビの夫婦」。「桃太郎」は最近良く耳にする噺ですが、今回の百栄師匠の「桃太郎」はかなり秀逸だった気がします。テンポ良くたたみかけるような、ある種一方的に攻撃されるような迫力がありました。最後の「トンビの夫婦」は、新作をリクエストした私たちに応えてくれたものです。でも噺の設定が昔っぽいので、新作とわからなかったかも知れませんね。「最後の一葉」のO.ヘンリー原作の小説をアレンジしたもののようです。
桂文雀師匠は当初春風亭小朝師匠のお弟子さんでしたが、二つ目のときに桂文生師匠の門下へ移籍された経歴を持つ方です。百栄師匠が昨年からぜひ清水に連れてきたいとおっしゃっていた噺家さんです。今回始めてお聴きしたのですが、はっきり発音してわかりやすく喋る話し方は、比較的年齢層の高い落語会のお客さんにもわかりやすいのではないでしょうか?とても感じの良い方ですし、これからの活躍も大いに期待できると感じました。
恩田えりさんは普段寄席で三味線を使いお囃子をやっていられる方です。とてもかわいらしい話し方をされる方ですが、三味線の腕は確か。今回も寄席での三味線の使い方や、静岡に関する曲などを披露してくれました。最後に「かっぽれ」を演っていただいたのですが、清水は「みなと祭り」で「かっぽれ」とは少なからず縁があります。偶然にしてもお客さんは喜んでいただいたのではないでしょうか?
懇親会終了後、百栄師匠と清水落語王国幹部と私の三人で清水駅近所の居酒屋で飲みました。百栄師匠は清水に演芸文化の花を咲かせたいと言っておられました。それは落語に限らず、演劇や映画、様々なものを清水の地でやっていきたい。そんな真面目な話もしたりしていましたが、落語家さんの裏話もされていました。とにかく面白い一日でした(^^)
また百栄師匠がいろんな構想を練っています。しみず寄席でまた具現化して行きたいと思っています。これからも「しみず寄席」よろしくお願いいたします。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:19│Comments(1)
│落語
この記事へのコメント
お疲れ様でした!
楽しませて頂きました♪
楽しませて頂きました♪
Posted by よし川 at 2010年05月25日 08:27