2012年09月19日

映画「デンジャラス・ラン」感想文

映画「デンジャラス・ラン」感想文

MOVIX清水での観賞です。

南アフリカのケープタウン。怪しい男たちが取引を始めようとしていた。トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)はMI-6局員の男からマイクロチップを受け取る。しかし取引場所を刺客に襲われ、現場にいた男はフロストを除き死亡する。フロストは逃げ切ろうとしたが追撃は厳しく、やむなくアメリカ領事館に逃げ込む。フロストはかつてCIAのトップエージェントだったが、内部機密を漏洩した罪に問われ国際指名手配されていたのだった。大物の自首でCIA本部は事情聴取のスタッフをケープタウンに派遣するが、取り調べは「セーフハウス」と呼ばれる市内の隠れ家にて行われた。この隠れ家の担当者のマット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は付き合っていた彼女のアナ(ノラ・アルネゼデール)のためにケープタウンを赴任地に選び、彼女がパリに移ることになるとパリを赴任地にするよう頼んでいるような男だった。そんな彼が「管理」しているところに大物犯罪者が連行されてきたのだ。フロストの尋問が始まると同時くらいに隠れ家は武装した集団に襲われ、激しい戦闘が起こり事情聴取にやってきたスタッフは全滅し、マットはフロストを連れて逃亡する。激しい追っ手から逃げる最中に本部から送られてきた指示は、フロストを拘束しつづけることだった。追っ手から逃れたマット達だったが、別の隠れ家に移動する途上のサッカー場でマットはフロストを取り逃がしてしまう。

凄腕CIAエージェントであったが今はお尋ね者の男と、新米のCIAエージェントによるリスクの高い逃走劇を描くアクションムービーです。監督さんは「イージーマネー」のスウェーデン出身の新鋭監督ダニエル・エスピノーザ。主演の元CIAエージェント役に「ボーン・コレクター」のデンゼル・ワシントン。逃走劇中に成長していく新米エージェント役に「グリーン・ランタン」のライアン・レイノルズ。

さてやっぱりデンゼル・ワシントンの安定感が浮き足立ちやすいアクション物を落ち着いた感じにさせてくれます。沈着冷静でありながら時折見せる激しい感情もどっしりした演技を見せてくれています。相方を務めるライアン・レイノルズも作品序盤とラストは明らかに人間的に違う成長感を見せてくれています。またカーアクションや建物内や市街地での戦闘シーンも強烈なスピード感とカメラワークが光ります。撮影監督と編集スタッフが「ボーン」シリーズのスタッフが務めているようです。ちょっと「ボーン・スプレマシー」を彷彿させるようなアクションシーンです。

しかしどうも前半のストーリーがいまいち理解し辛い部分はあります。特に「悪人」の構図が複雑で、それが柔軟でなくなっている頭に混乱を産む気がします。作品の全体像が結構早くからぼんやり見えてくるのですが、そこらへんの整合性が取り辛いんだろうなと感じます。また字幕が見辛いのは非常に気にかかります。それから邦題、やや内容とは違うような気がするのは私だけでしょうかね。

序盤のデンゼル・ワシントンが歩いて逃げるシーン。カッコよかったと思います。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:49│Comments(2)映画
この記事へのコメント
お邪魔します

映画館に行きたくなりました♪

お金の方がないボクとしては、
DVDで我慢します・・・。
Posted by ももそらももそら at 2012年09月19日 01:06
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    コメント(2)