2011年11月30日

映画「ミッション:8ミニッツ」感想文



MOVIX清水での観賞です。

その男は列車の中で突然目が覚めた。目の前には見知らぬ美女。彼女は彼のことを「ショーン」と呼ぶ。しかしその名前にも覚えが無い。彼の名前はコルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)。アフガンで戦闘に参加していた戦闘ヘリの乗組員だ。何故その彼がシカゴ行きの列車に乗っているのか?意味もわからずにそのまま過ごしていると、列車は爆破してしまう。再び気がつくと、狭いカプセルの中に彼はいた。モニターの向こうにはコリーン・グッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)と研究者のラトレッジ博士(ジェフリー・ライト)の姿があった。彼女らの話では、シカゴ行きの列車で爆弾テロがあり、その死亡者の記憶の中にスティーヴンス大尉は「システム」によって送り込まれたのであった。その期限は8分間。テロリストはその後、シカゴの街で大規模な爆弾テロを行おうとしていた。スティーヴンス大尉の任務は列車に乗っていたテロリストを見つける事だった。少しづつのヒントを見つけながら、彼は何度も同じ8分間に送り込まれる。

列車爆破事故の犯人を見つけるべく、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描くSFサスペンス。監督さんは「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ。主演の犠牲者の記憶の中に送り込まれる将校役に「デイ・アフター・トゥモロー」のジェイク・ギレンホール。主人公が列車の中で出会う女性役に「イーグル・アイ」のミシェル・モナハン。主人公に指示を送る女性将校役に「ディパーテッド」のヴェラ・ファーミガ。

さて観始めてから数十分は本当に混乱する映画です。まぁだいたい映画ってヤツは観始めてしばらくは訳のわからないものですが、これは本当に訳がわからない。しかしある程度理解してきて、作品の最後のほうでは本当に達成感と幸福感に覆われていきます。作品の中での上手く行かないイライラ感を、最後で見事に「あぁ、良いな」という感覚に持っていってくれる作品です。役者さんの演技もともかく、非常に良く練られたストーリーだなと感じさせます。

しかし科学的根拠はほとんど意味不明で、こじつけにせよもう少し現実味がある設定にして欲しかったなと思います。その要因も大きいとは思うのですが、舞台設定を理解するのにあまりにも時間がかかりすぎな気がします。もっと言えば、時間的に短い作品なだけに舞台設定を理解しないままエンディングまで来てしまう観客もいるのではないかと感じます。

短い上映時間と設定の難しさの中で、最後に温かい気持ちにさせてくれる作品だと思います。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。


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2011年11月29日

映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」感想文



MOVIX清水での観賞です。

製薬会社で働くウィル(ジェームズ・フランコ)はアルツハイマー病に効果のある薬を開発するために執心していた。それは彼の父親のチャールズ(ジョン・リスゴー)がその病にかかっていたことが大きかった。ウィルは連れてこられる実験用のチンパンジーに来る日も来る日も薬を投与しつづけ、効果を観察し続けていたが、上がらぬ実績に会社は開発の中止を判断しつつあった。そんな中、一頭のメスのチンパンジーが人間並みの知能をつけていたことがわかった。会社の役員にこのことを発表する日、連れ出されようとしたそのチンパンジーは突然暴れだし、警備員に射殺されてしまう。しかしそのチンパンジーは妊娠しており、取り出された子供はウィルが引き取り育てることとなった。一方、チャールズのアルツハイマーは進行し、見かねたウィルは会社から薬を持ち出し父親に投与する。急激に症状が回復しただけでなく、知性もアップしたチャールズ。そしてシーザーと名付けられたチンパンジーも成長するに連れて驚異的な知性を身につけていった。しかしある時期を境にチャールズの病状は再び悪化していく。そしてチャールズの奇行に端を発した事件で、シーザーは動物保護局に送られることとなる。

間が高度な知能を持つ猿に支配される前代未聞の世界観と、衝撃的なラストシーンで話題となった「猿の惑星」の前日譚をひもとく作品です。監督さんはイギリスの新鋭ルパート・ワイアット監督。主演の化学者役に「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ。その父親役に「ガープの世界」のジョン・リスゴー。主人公の恋人の獣医役に「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。

まずは「猿の惑星」発端のストーリーを映画にしようといった勇気に拍手です。「猿の惑星」と言えば何作もシリーズ映画になっただけでなく、日本でも「猿の軍団」みたいなテレビドラマも作られました。ストーリー的にもそこそこしっかりしていますし、なんと言ってもCGが素晴らしいと思いました。主役とも言えるチンパンジーの動きもそうですが、暴れるゴリラやオランウータンの動きや表情もよく研究しているなと感じました。

ただこういった一種のパニック映画にありがちな「ウィルスもの」になってしまったのに少々残念な感じがします。またもともとの「猿の惑星」にあった壮大感が無くなってしまったのも惜しいかなと思います。それからジェームス・フランコ演じる化学者にそうなってしまったことに対する心の動きってのがイマイチ軽い気がするんですよね。

もうお猿さん(正確には類人猿なんでしょうが)に感情移入しまくりです。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。


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2011年11月22日

映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」感想文



MOVIX清水での観賞です。

17世紀のフランス。先王が暗殺されて幼くして王位についたルイ13世(フレディ・フォックス)は、権力の増大を狙う枢機卿リシュリュー(クリストフ・ヴァルツ)に実権を握られた形だけの王様になっていた。一方イタリアのフィレンツェでダ・ビンチの飛行船の設計図を狙っていたフランスの三銃士アトス(マシュー・マクファディン)、ポルトス(レイ・スティーヴンソン)、アラミス(ルーク・エヴァンス)とアトスの恋人ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、監視と罠を抜け設計図にたどり着く。しかしミレディの裏切りにより、設計図はイギリスのバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)の手に渡ってしまう。一年後、フランスの片田舎から銃士になるためにパリへと上がってきた少年ダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、三銃士や枢機卿の私設軍とトラブルを起こすが、その事により三銃士と一緒に暮らすことになる。そして王宮では国王の権威失墜とイギリスとの戦争を企てる枢機卿は一計を案じ、ミレディを使い実行に移していた。

幾度も映像化や舞台化がされているアレクサンドル・デュマの冒険活劇「三銃士」をアクション・エンターテインメントに仕上げたものです。監督は「バイオハザード」の ポール・W・S・アンダーソン。主演の若き銃士役に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のローガン・ラーマン。謀略に中で暗躍する女性役に「ジャンヌ・ダルク」のミラ・ジョヴォヴィッチ。フランスの枢機卿役に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツ。イギリスの公爵役に「トロイ」のオーランド・ブルーム。

さて児童文学とも言うべき「三銃士」をCG使いまくりのアクションに仕上げました。予告編から出てくる飛行船の存在が悪影響を及ぼすのではと思いましたが、飛行船は話の中のアイテムの一つに過ぎず、無理なく話に入っています。基本的にCGそのものは見事な出来でありました。ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションと二重スパイとしての立ち回り振りはなかなかで、こういった作風に向いている女優さんだと思います。基本的に考えなくていいし、キャラクターにあまり深く入りすぎていないのも軽いタッチで観賞できると思います。

しかしなんか「惹き込まれる」ところが少ないんですよ。もう少しアクションに迫力があっても良いと思います。なんか日本で言う所の「チャンバラ」が力不足な感じがします。それはあんた2Dで観ているからだよ、って意見もあると思います。でも力強さはそう言ったもので加算されるようには思えないんだけどな。それからオーランド・ブルームが初めての悪役ってコトですが、フランスの敵国なのですから、もう少し冷たく悪い策略家を期待していたのですが、やや期待外れだった気がします。

続編が期待されるエンディングだったのですが、素材は良さそうなだけに次回作でもう少し「濃く」して欲しいなと思いました。時間とお金のある方はご覧下さい。


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2011年11月18日

映画「スマグラー おまえの未来を運べ」感想文



シネプラザ・サントムーンでの観賞です。

役者志望だったが挫折し、フリーターの生活を送っていた砧(妻夫木聡)はトラブルに巻き込まれ、そのトラブルの相手から紹介された金融業者の山岡(松雪泰子)から300万の借金を負ってしまう。その返済手段としてアルバイト先を紹介される。そのバイト先では運送屋で、社長の花園丈(永瀬正敏)とバイトのジジィ(我修院達也)が死体を運び処理する仕事をしていた。そのメンバーに加わった砧は初仕事の待機をトラックの中でしていた。一方中国マフィアから奪い取った「薬」を横流ししようとしていた田沼組組長の田沼春治(島田洋八)は、取引現場に現れた中国マフィアの殺し屋の背骨(安藤政信)と内臓(テイ龍進)に惨殺されてしまう。砧らはその死体の処理の待機をしていたのだ。組長を殺された田沼組の幹部の西尾(小日向文世)は猟奇的な組員の河島(高嶋政宏)らを連れ山岡のところに現れる。手際のよい死体処理から山岡の仕事とわかったようだ。西尾は山岡に組長を殺した犯人を引き渡す「仕事」を依頼する。

夢に挫折してその場しのぎの日々を過ごす若者が、ふとした事から借金を背負い、死体などのヤバイ荷物の運び屋(スマグラー)として働くハメになるアクションエンターテインメント。監督さんは「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督。主演の役者を諦めた若者役に「悪人」の妻夫木聡。送り込まれたバイト先の社長役に「毎日かあさん」の永瀬正敏。主人公が借金を負った金融会社の女社長役に「デトロイト・メタル・シティ」の松雪泰子。中国マフィアの殺し屋役に「さくらん」の安藤政信。

まずはなんと言ってもキャスティングの妙が素晴らしいと思いました。変化を求めつつも出来ない気弱な主人公を演じた妻夫木聡さんも良かったのですが、死に悩みつつも殺さなければならない葛藤に苦しむ安藤政信さんの殺し屋が素晴らしかったと思います。またお笑いとしてはご無沙汰の島田洋八さん、我修院達也さん(僕らの世代では若人あきらの方が馴染みがある)の姿を見られただけでも何かホッとするような気持ちになります。本当に石井監督のこだわったキャスティングが光っています。

ただ拷問シーンはどうなのかな?確かにあれをやることによって、高嶋政宏さん演じる猟奇的な組員役はものすごい個性を前面に出すことになるのですが、あまりに生々しすぎる気がします。例えPG12設定でもね。あと永瀬正敏さんと安藤政信さんのサシで対決するシーン、CGなのはわかっているのですがやりすぎかなぁと思います。

面白い映画だとは思うのですが、「痛い」シーンを見るのが苦手な人にはお勧めできないかな。時間とお金のある方はご覧下さい。


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2011年11月16日

映画「マネーボール」感想文



TOHOシネマズ名古屋ベイシティでの観賞です。

アメリカ・メジャーリーグ有数の貧乏球団のオークランド・アスレチックス。選手に支払われている年棒はニューヨーク・ヤンキースに比べて極端に少ない。そのゼネラル・マネージャーのビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、過去にニューヨーク・メッツに期待されて入団し、成績が伴わず、挫折し、スカウトから現在の地位になっていた。2001年、アスレチックスはその選手年棒の低さに反し、ジェイソン・ジアンビらの活躍によりポストシーズン進出を果たすが、ワールドシリーズ進出はならなかった。2002年、ジアンビを始めとする主力選手が他球団に引き抜かれ、アスレチックスは骨抜きとなる。ビリーはトレード交渉に訪れたインディアンスの事務所で気になる青年を見つける。彼の名はピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)。見た目からも野球経験の無い彼だが、独自のデータに基づく野球理論を持っていた。ビリーはピーターをアスレチックに招き、チームの改革に着手する。

アメリカ・メジャーリーグの貧乏球団を独自の理論で強豪球団に育て上げた実在の男の半生を描くヒューマンドラマ。監督さんは「カポーティ」のベネット・ミラー監督。主演のチームGM役に「イングロリアス・バスターズ」のブラッド・ピット。彼を補佐するブレインの青年役に「僕の大切な人と、そのクソガキ」のジョナ・ヒル。GMと選手起用で対立する監督役に「パイレーツ・ロック」のフィリップ・シーモア・ホフマン。

日本のプロ野球でも現場と背広組は相容れない部分があります。ファンの目に触れる現場側の立場でなく、「フロント」の立場で作られた作品です。貧乏球団がヤンキースやレッドソックス等のリッチなチームに勝つために「出塁率」に焦点を合わせ、安価で従来の定説を無視したチーム作りを主人公たちはしていきます。野球選手として挫折した過去を胸に、現場に対して冷徹にある時は感情を剥き出しにしてあたるGMをブラッド・ピットが好演しています。また彼のブレイン役のジョナ・ヒルが演じる、気弱なアナリスト役がすごく印象に残ります。

ただ野球のルールやデータの見方、そしてトレードや解雇が日常的に行われるメジャーの状況をわかっていなければ、この作品を本当に楽しめることができないかも知れません。ブラッド・ピットという強烈な人気俳優を使っていると、ブラピ目的で来る人はブラピは良かったけど、作品の内容はよくわからないって事になりかねないんじゃないかなと言う懸念が残ります。

ほんの少しイチローが出ていましたね。あまり取り上げられないポジションの男の孤独と闘いを楽しんでもらいたいと思います。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。


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2011年11月15日

第1回しみず寄席Jr.義捐金報告



10月29日に開催されました「第1回しみず寄席Jr.」の会場にて、3月11日に起こりました東日本大震災の義捐金を募りました。
5月に開催されました「第5回しみず寄席」では多くの義捐金のご協力をいただきましたが、今回も3,228円の義捐金のご協力をいただきました。
会場のお越しいただき、義捐金のご協力いただきましたお客様、本当にありがとうございます。

11月9日、日本赤十字社の東日本大震災義捐金の口座に振り込みいたしました。

ご協力に感謝申し上げ、報告をさせていただきます。


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2011年11月10日

映画「ラスト・エクソシズム」感想文



TOHOシネマズららぽーと磐田での観賞です。

幼い頃から牧師のエリートになるべく父親に育てられたコットン・マーカス牧師(パトリック・ファビアン)。彼は地元の信者たちからカリスマのように扱われ、悪魔祓いも多数こなしてきた。しかし彼自身は悪魔の姿を見た事は無く、彼にとっての悪魔払いは「憑かれた」人間に安らぎを取り戻すおまじないみたいなものと考えていた。彼は自らの悪魔払いが如何にインチキなものであるか証明するために映画スタッフを引き連れて、彼のところに依頼があった手紙の主のところに訪れた。依頼主である牧場主のルイス(ルイス・ハーサム)は妻を失い、息子のケイレブ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)と娘のネル(アシュリー・ベル)との三人暮らし。その娘のネルが、夜な夜な悪魔が彼女の身体に取り憑き家畜を殺してしまうと言ったものだった。マーカス牧師はいつもの用にトリックを使った方法で悪魔払いを行い、ルイスから謝礼をもらって牧場を後にした。数キロ離れた街のホテルに泊まった一行だったが、その夜突然マーカス牧師の部屋にネルが現れた。

エクソシズム(悪魔祓い)のまやかしを暴こうとした牧師とドキュメンタリー映画のスタッフたちが、思いも寄らぬ恐怖に巻き込まれるホラー映画。監督さんはドイツの新鋭ダニエル・スタム。「理想の恋人.com」のパトリック・ファビアン。

悪魔払いをする牧師自身がそのトリックを明かし、否定しようと言う、なんともはやな設定の作品です。基本的には「パラノーマル アクティビティ」のようにハンドカメラでドキュメンタリー映画スタッフが撮影したような画面になっています。アシュリー・ベルさんという悪魔憑きの少女を演じた若い女優さんがかなり熱演しています。また落ちも二重構造になっていて、やはりこうなるのか!みたいなラストになっています。

もう「パラノーマル アクティビティ」と同じ手法を取っている時点で低予算の想像がつくのですが、やはりハンドカメラ風の手法は観ていて疲れます。最近の洋画系ホラー映画総じて言えることなのですが、「怖くない」。昔のホラー映画のような迫力は全然ないし、ストーリー性も予算並みと言えるでしょう。また登場人物の名前を主役級二人以外は、本名をそのまま付けているってどういうこと??

期待して観に行くと少し痛いかな。時間とお金のある方はご覧ください。


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2011年11月08日

第1回しみず寄席Jr.、開催されました



去る10月29日(土)、地域交流プラザ「美風」さんにおいて「第1回しみず寄席Jr.」が開催されました。
会場の「美風」さんには100名を越えるお客様にお集まりいただきました。
まずは御礼申し上げます。

この日は二ッ目の春風亭正太郎さんの一人会。
正太郎さんはこの日長野からの清水入りでしたが、先の台風15号の影響で身延線が不通になっておりまして、代替バスを乗り継いでの清水入りとなりました。お疲れ様でした(^_^;)

初めての会場ということで、正太郎さんには高座や音響の設営に加わっていただき、その後薄暗くなった清水の街を案内させていただきました。正太郎さんが「ちびまる子ちゃん」のファンと言うことで、さくらももこさんに縁のあるところを回りました。

この日の正太郎さんは「粗忽の釘」と「お見立て」。正太郎さんらしいテンポのいい落語でしたね。会場も笑いの渦に包まれていました。

私が正太郎さんを推薦したこともあり、何枚かチケットを自腹で買って知人に差し上げたのですが、どの方に聞きましても非常に好評でした。非常に嬉しかったです。正太郎さんにはこれからも清水の落語会に来ていただきたいなと、落語王国のメンバー一同考えております。

好評のうちに終了しました「第1回しみず寄席Jr.」ですが、これからも若手の落語家さんにどんどん清水に来ていただき、皆様に紹介したいなと考えております。どうぞご期待ください。

正太郎さんに書いていただいたネタ帳です。きれいな字ですね(^^)





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2011年11月07日

映画「カウボーイ&エイリアン」感想文



イオンシネマ富士宮での観賞です。

西部の荒野。突然目が覚めた男は記憶を失い、左腕には金属の奇妙な機械が取り付けられていた。その機械は何をやっても外すことができなかった。街にやってきた男は自分が賞金首の指名手配犯のジェイク・ロネガン(ダニエル・クレイグ)であることを知らされる。ジェイクがやってきた街は大牧場主ダラーハイド(ハリソン・フォード)が牛耳っている街で、その息子のパーシー(ポール・ダノ)や手下たちがやりたい放題をやっていた。パーシーの因縁から端を発したトラブルから、二人を保安官は逮捕し連邦保安官に引き渡そうとしていた。その夜、パーシーを取り返しに来たダラーハイドのグループや街の人々の目の前に信じられない事態が起こった。なぞの飛行物体が襲来し、パーシーや町の人々が次々と連れ去られてしまったのだった。ジェイクは左腕に装着された謎の機械で飛行物体を一機撃墜するのだが、その物体には異形の生物が乗っていた。そしてダラーハイドは息子を取り返すため、街の人々は愛する人を取り返すため、ジェイクは自分の記憶を取り返すため、墜落した謎の飛行物体に乗っていた生物を追い始めた。

過去の記憶をなくした男が荒野の街に迷い込み、街を支配する強権的な牧場主らと共に宇宙からの脅威に立ち向かうSFアクション大作。監督さんは「アイアンマン」のジョン・ファヴロー監督。主演の記憶をなくした賞金首役に「007/慰めの報酬」のダニエル・クレイグ。街を牛耳る大牧場主役に「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のハリソン・フォード。一行についてくる謎の女性役に「トロン:レガシー」のオリヴィア・ワイルド。

さて、西部劇の舞台にエイリアンが攻めて来るという、ある意味荒唐無稽な舞台設定の作品です。ハリソン・フォードが悪役に…と言った謳い文句でしたが、作品中で「悪い」のは序盤くらいで徐々にその役柄に添った良さが出てきます。ダニエル・クレイグもストイックながらも愛するもののために命をかけるみたいな、キャラクターに合った男臭さを出していますね。エイリアンが出てくる不自然さはありますが、観終わった後に「西部劇を観た」みたいな感覚が滲み出てきて、変な違和感が無かったのが良かったかなと思います。

しかし細かい設定の甘さは否めず、ツッコミどころは満載です。まず時代設定がわからない部分はあります。どうも設定は19世紀後半のアリゾナ州ということですが、その時代背景にあっているものなのか?また主人公に装着された機械が何なのかといった説明もないんですよね。それから例によって敵方エイリアンも最新兵器を持っているにもかかわらず間抜けなんですよね。

まぁ細かいツッコミはともかくとして、あまり考えずにハリソン・フォードとダニエル・クレイグを楽しめば良いような気がします。時間とお金のある方はご覧下さい。


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2011年11月01日

映画「ステイ・フレンズ」感想文



シネプラザ・サントムーンでの観賞です。

ニューヨークでヘッドハンティングの仕事をしているジェイミー(ミラ・クニス)は、顧客からの依頼でロサンゼルスで活躍するアートディレクターのディラン(ジャスティン・ティンバーレイク)を転職させようと、彼をニューヨークへ呼び寄せた。せわしないニューヨークに、空間的に広くて穏やかなロスからやってきたディランは戸惑うが、ジェイミーの手際よく活動的な仕事振りもあってニューヨークへやってくることを承諾する。ニューヨークの会社で早くから頭角を現し始めたディランだが、頻繁に会って話をする友人はジェイミーだった。話をしているうちにお互いを縛る恋愛のスタイルに辟易している二人は、友情だけで恋愛感情なし、甘い言葉もなしだが、「体の関係」ありの付き合いを始めた。それは二人にとって理想的な男女関係に見えたが、二人の家族や生い立ちなどから微妙にズレが生じてくるようになってしまう。

恋愛に不器用な男女が、親友同士から気軽なセフレへと変化したことから派生する出来事を映し出す現代的ラブストーリー。監督さんは「俺たちチアリーダー!」のウィル・グラック。主演の敏腕アートディレクター役に「ソーシャル・ネットワーク」のジャスティン・ティンバーレイク。友人のヘッドハンティングを生業としている女性役に「ブラック・スワン」のミラ・クニス。そうそう、チョイ役でマシ・オカさんも出ています。

ミラ・クニスさんと言う女優さんは決してきれいな女優さんではないと思いますが、何かしら魅力を感じるところがあります。この映画でも、傷つくことに怯えながらも、強い女を表現しつづけるキャリアウーマン役を上手くこなしていると思います。また主役二人の掛け合いのセリフなんかもなかなか軽快で「アメリカのラブコメ」らしさが良く出ています。また二人の家族を演じる俳優さんたちが、なかなか良い味を出してくれています。

ただ演出面では「もっと普通に」やって欲しかった気がします。だいたい空港の入国ターミナルビル内で、あんな不自然な風が吹くわけないだろ、と思ったりしますね。もっと自然にあのシチュエーションに持っていける気がします。まぁこれも「アメリカのラブコメ」らしいと言ったら、らしいんですが…。

「ブラック・スワン」でミラ・クニスと一緒に出ていたナタリー・ポートマンが同じようなテーマの「抱きたいカンケイ」って映画に出ていたなぁ。それと比較するのも面白いかもしれません。時間とお金のある方はご覧下さい。


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