2009年03月04日

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」感想文

MOVIX清水で観賞です。

第一次世界大戦が終結してすぐのニューオリンズ、裕福なバトン家にその男の子は誕生した。母親の命と引き換えに誕生したその子は、見た目も老化現象による症状も老人そのものとして生を受けた。父親のトーマス(ジェイソン・フレミング)は、老人養護施設の入り口にその子を放置する。その施設に働くクイニー(タラジ・P・ヘンソン)に拾われ、ベンジャミン(ブラッド・ピット)と名づけられ育てられる。周囲の老人たちと違和感なく育てられたベンジャミンは、週末に祖母を訪ねて来る少女デイジー(エル・ファニング→ケイト・ブランシェット)と出会う。成長するごとに若返っていくベンジャミンは、様々な人と出会っていく。

「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督が、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化したものです。主演はフィンチャー監督の作品では三度目の主演となるブラッド・ピット。ヒロイン役には「エリザベス」のケイト・ブランシェット。

167分間、比較的淡々とストーリーが進んでいく作品なのですが、そんなに長さを感じないで観ることができます。一つ一つのエピソードがコンパクトにまとめられていて、長いオムニバス映画を観ているようです。また老若のCG処理が実に見事です。「スッゲーそっくりさん連れて来たなぁ!」と勘違いするほどです。でもさすがにケイト・ブランシェットの子供時代は無理だったか(^_^;)

話全体は面白いんですが、正直後に残るもの、「余韻」って言えばいいのかな、それがあまり残らないんですよね。老人の見た目から生まれてきて、それが若返った姿で生命を終えていくの設定は解るんですが、デイジーと別離する部分以外でのその設定が本当に必要なのかなって思ってしまいます。

「おれが若い頃には」とか「もう10歳若けりゃな」なんて事はありますが、歳相応に生きていけば良いんじゃないでしょうか。時間とお金がある方はご覧ください。

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http://www.just.st/308297/



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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:06│Comments(1)映画
この記事へのコメント
いしやんでーーす。

昨日はお疲れさんでした。
私の予想外に盛況でしたね。

 失礼
 
今回はチケット販売に協力できませんでしたが
次回はがんばりまっす。

5月に、またよろしく

             でした っと。

んじゃまた
Posted by いしやん at 2009年03月07日 23:29
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    コメント(1)