2009年03月17日

映画「7つの贈り物」感想文

沼津シネマサンシャインでの観賞です。

国税庁員を名乗るトーマス(ウィル・スミス)は様々な人間の調査をしていた。それは税務の調査をしているというより、対象の人間の人間性を調査しているようだった。例えばエズラ(ウディ・ハレルソン)という盲目のピアニストはアルバイトの苦情受付係の仕事中、トーマスが口汚く罵っても冷静に受け止めた。トーマスは滞納調査で個人でやっている印刷業者のエミリー(ロザリオ・ドーソン)のもとを訪れた。重い心臓病を抱えたエミリーは、仕事が継続して出来ずに納税が滞っていたのだ。彼女の病気は心臓移植以外に回復の道は無かったのだが、彼女に適合するドナーがなかなか現れなかった。自分の生きがいがわからなくなっている彼女にトーマスは優しく接してきた。二人はだんだんと惹かれあうようになる。

「幸せのちから」でタッグを組んだウィル・スミスとガブリエレ・ムッチーノ監督が、再び放った感動作。重い心臓病を持った女性役に「イーグル・アイ」のロザリオ・ドーソン。また主人公の幼馴染役に「父親たちの星条旗」のバリー・ペッパー。

さて、過去に傷を持った男が7人の人間にその人の運命を左右する贈り物を贈るというドラマです。その男が結構事務的に送り先の人間を選んでいる中、心臓病に苦しむ女性のその人間性に触れ、当初と思惑がどんどん変わってきます。男はその「贈り物」を贈ることにより、その女性と一緒にいれなくなるジレンマが良く出ていると思います。

映画のつくりとしては、予告編を見ていないとこの映画のストーリーが良く把握できない部分があると思います。前半部分のストーリーでは、この男が何をやろうとしているのかさっぱり理解できず、逆にアイスホッケーコーチのエピソードが出てきたら、その後の展開が見えてしまいます。また何故7人の人間に贈り物をしなければならないのかも、最後にならなければわからないので、前半部分の?感が増してしまうと思います。

正直贈り物を贈る男のエゴ感しか感じられず、個人的にはあまり感動しませんでした。「ハンコック」観た方が良いと思います。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:21│Comments(0)映画
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