2009年07月18日

映画「ノウイング」感想文

富士シネ・プレーゴでの観賞です。

50年前、小学校に通う少女ルシンダ(ララ・ロビンソン)は小学校のタイムカプセルに数字の羅列を書き込んだ。50年後、M.I.T.教授のジョン(ニコラス・ケイジ)は息子のケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)の小学校のタイムカプセルを開けるセレモニーに参加していた。そしてルシンダのメッセージはケレイブの手に渡ることとなる。仕事から帰り自宅でそのメッセージを目にしたジョンは、偶然その数字の中に同時多発テロの日付と被害者の数を発見する。さらに調べていくと、過去50年間の世界中の大惨事の日付と死者の数が記されていた。そしてそのメッセージにはまだ起きていない日付と死者数が記録されていた。

「アイ.ロボット」のアレックス・プロヤス監督が送るディザスター・ムービーです。主演の大学教授に「ナショナル・トレジャー」のニコラス・ケイジ。メッセージを残す女性の娘役に「マリー・アントワネット」のローズ・バーン。

ややツッコミどころが多いの映画なのですが、手の込んだCGはなかなか圧巻ものです。予告編などに使われた飛行機が墜落するシーンはやっぱり手が込んでいると思いますし、町が焦土化する場面も口をあけて見てしまいましたね。また展開的にもホラー映画のようなエッセンスも加えられていて、観衆を楽しませてくれます。また大学教授がメッセージのキーを握る母娘に声をかける様も、大学教授のナンパってこんな?みたいな苦笑するような手法も笑えます。

しかしせっかくほめたCGも予告編であらかたばらしてしまっていて、新鮮味にやや欠ける気がします。また飛行機の墜落後の惨劇のシーンですが、こんなものじゃないだろと思いますね。それからやっぱりクライマックスのシーンなのですが、「ささやく人たち」の正体が知れた時はそりゃないだろと思いましたね(^_^;)さんざん人類滅亡のキーワードを披露していて、結局それなの??と思ってしまいましたよ。それに「ささやく人たち」はどうしてそういうことをするのか、彼らの動機も良くわかりません。

最後の最後で荒唐無稽な話になってしまったのが残念です。時間とお金のある方はご覧下さい。



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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:56│Comments(0)映画
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