2009年07月28日

映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」感想文

MOVIX清水での観賞です。

列車の旅を楽しんでいたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)のもとにホグワーツ魔法学校のダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が訪れる。ダンブルドアはハリーを連れ片田舎の町に行き、元ホグワーツの先生だったスラグホーン(ジム・ブロードベント)を訪ねる。ダンブルドアの目的はスラグホーンがハリーに興味を抱かせ、ホグワーツへ復職させることだった。一方「闇の帝王に選ばれた」ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)はその目的のために働くのだが、デスイーターのべラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)はそのフォロー役にスネイプ先生(アラン・リックマン)を選ぶ。一方ダンブルドアは、過去スラグホーンがトム・リドル(ヒーロー・ファインズ=ティフィン,フランク・ディレイン)をお気に入りの生徒だったことをハリーに話し、彼にスラグホーンに近づくよう指示する。

J・K・ローリング原作による世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画版第6弾です。監督さんは前作に引き続きデヴィッド・イェーツ。メインキャラのダニエル・ラドクリフ,ルパート・グリント,エマ・ワトソンは引き続きの登板。毎回ストーリーのカギを握る新任先生に「ブリジット・ジョーンズの日記」のジム・ブロードベント。

さて毎度おなじみのシリーズですが、今回の作品は今までのとは少々毛色が違います。かなり最終決戦を意識した重厚な作りとなっています。世間的にハリーのキスシーンがどうのこうの言われていますが、そこらへんは観ていてどうでもいいほど緊張感がある進め方をしています。そんな中にロンの軽薄な恋愛事件や、メインキャラの恋愛事情が息抜きにくっついてくる印象です。またスネイプ先生の含みある行動などが興味を引きます。それから相変わらずヘレナ・ボナム=カーターさんの狂気の演技はすごいものがありますね(^_^;)

ただ重厚すぎてややテンポが悪い気がします。例によって原作は読んでいないのですが、あれだけ厚い本の中からエッセンスの濃い分を抽出して二時間半の作品に仕上げるわけですから、そこらへんは作り手側には同情するのですが…。それから邦題の「謎のプリンス」なんですが、原題は「THE HALF-BLOOD PRINCE」となっています。実際字幕版では「謎のプリンス」という言葉は出てきません。しかもこの謎のプリンスの「謎」のくだりはほとんどなく、ある日突然正体が明かされます。もっとこの謎のプリンスが何者であるかの謎解きが知りたかった気がします。

メインキャラのお三方が前作に比べだいぶ子供っぽくなっているのが好印象でした。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:03│Comments(0)映画
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