2009年11月08日
映画「3時10分、決断のとき」感想文
久しぶりの静岡シネ・ギャラリーでの観賞です。
牧場を営むダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)一家は、苦しい経営の上に結核持ちの幼い息子を抱えており、地元の有力者から金を借りていた。しかしその有力者はダンの土地を狙い、馬小屋に火をつけるなど嫌がらせをしていた。そんなある日、街に強盗殺人を繰り返すベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)の一味がやってきた。ベンは街の酒場で旧知の元歌手の女といたところを逮捕されてしまう。鉄道会社のバターフィールド(ダラス・ロバーツ)や探偵のバイロン(ピーター・フォンダ)は、ベンを刑務所に運ぶべく離れた駅のある街に連れて行くことにするが、いつベンの仲間が彼を取り返しに来るかわからない。元北軍の狙撃兵で銃の腕に自信のあるダンは、高額な謝礼をバターフィールドに要求し、その護衛役を買って出る。
1957年に公開された「決断の3時10分」のリメイク版です。監督さんは「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド。護送される強盗団のリーダー役に「アメリカン・ギャングスター」のラッセル・クロウ。負傷した片足を引きずりながら、家族のために危険に向かう牧場主役を「ターミネーター4」のクリスチャン・ベイル。他にピーター・フォンダやベン・フォスターなどが脇を固めます。
さて、久しぶりに西部劇というジャンルの映画を観ました。危険に身をさらしながら様々な経験をしてきた悪党と、戦争で負傷し牧場経営もままならず、家族に冷ややかな目で見られていた牧場主というコントラストが分かれた男たちの物語です。「ターミネーター4」でも光っていたクリスチャン・ベイルの演技がここでも光ります。様々な誘惑から迷いながらも男の威厳を保とうする姿勢が違った意味での「男らしさ」を感じさせます。また西部劇独特のガンアクションシーンも楽しませてくれます。
クリスチャン・ベイルと逆に違和感を覚えたのはラッセル・クロウのキャスティングです。確かに冷酷無比な悪党のリーダーは、線の細い俳優さんじゃ勤まらないとは思いますが、女性を口説くシーンがままあるのですが、女を口説くラッセル・クロウがどうも絵にならない気がするんですね。アメリカですから、もっと線の太くてビジュアルに堪えられる俳優さんっている気がするんですがね。それから敵味方が明確になっていない気がするんです。まぁこの話の手法かもしれないのですが、どうも腰が落ち着かないんですよね。
西部劇と言うジャンルが日本のスクリーンからほとんど死滅している今、逆に新鮮に思える一本かもしれません。時間とお金のある方はご覧下さい。
◆清水落語王国のケータイサイト(PCでも見られます)
http://www.just.st/308297/
牧場を営むダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)一家は、苦しい経営の上に結核持ちの幼い息子を抱えており、地元の有力者から金を借りていた。しかしその有力者はダンの土地を狙い、馬小屋に火をつけるなど嫌がらせをしていた。そんなある日、街に強盗殺人を繰り返すベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)の一味がやってきた。ベンは街の酒場で旧知の元歌手の女といたところを逮捕されてしまう。鉄道会社のバターフィールド(ダラス・ロバーツ)や探偵のバイロン(ピーター・フォンダ)は、ベンを刑務所に運ぶべく離れた駅のある街に連れて行くことにするが、いつベンの仲間が彼を取り返しに来るかわからない。元北軍の狙撃兵で銃の腕に自信のあるダンは、高額な謝礼をバターフィールドに要求し、その護衛役を買って出る。
1957年に公開された「決断の3時10分」のリメイク版です。監督さんは「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド。護送される強盗団のリーダー役に「アメリカン・ギャングスター」のラッセル・クロウ。負傷した片足を引きずりながら、家族のために危険に向かう牧場主役を「ターミネーター4」のクリスチャン・ベイル。他にピーター・フォンダやベン・フォスターなどが脇を固めます。
さて、久しぶりに西部劇というジャンルの映画を観ました。危険に身をさらしながら様々な経験をしてきた悪党と、戦争で負傷し牧場経営もままならず、家族に冷ややかな目で見られていた牧場主というコントラストが分かれた男たちの物語です。「ターミネーター4」でも光っていたクリスチャン・ベイルの演技がここでも光ります。様々な誘惑から迷いながらも男の威厳を保とうする姿勢が違った意味での「男らしさ」を感じさせます。また西部劇独特のガンアクションシーンも楽しませてくれます。
クリスチャン・ベイルと逆に違和感を覚えたのはラッセル・クロウのキャスティングです。確かに冷酷無比な悪党のリーダーは、線の細い俳優さんじゃ勤まらないとは思いますが、女性を口説くシーンがままあるのですが、女を口説くラッセル・クロウがどうも絵にならない気がするんですね。アメリカですから、もっと線の太くてビジュアルに堪えられる俳優さんっている気がするんですがね。それから敵味方が明確になっていない気がするんです。まぁこの話の手法かもしれないのですが、どうも腰が落ち着かないんですよね。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:23│Comments(0)
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