2009年11月27日

映画「SAW6」感想文

初めてTOHOシネマズ浜松で映画を観ました。

映画「SAW6」感想文

死してなおジグソウ(トビン・ベル)の「ゲーム」は続いていく。ジグソウの遺志を継いだホフマン刑事(コスタス・マンディロア)は、ジグソウが仕掛けるはずだった「ゲーム」をこなしていった。一方ジグソウの元妻であったジル(ベッツィ・ラッセル)はジグソウから託された箱を所持していた。その中には封筒が6枚入っていた。ホフマンはジルの元を訪れ、ジルから5枚の封筒を渡される。その中には計算式に合わせて保険金の支払いを決めていた保険会社の幹部とその関係者たちの写真が入っていた。ホフマンはターゲットに対して「ゲーム」を仕掛けていく。またジグソウの死後も続く「ゲーム」の捜査をしていたエリクソン(マーク・ロルストン)らは、科学的にジグソウの後継者を追い詰めようとしていた。

殺人ゲームを仕掛ける殺人鬼ジグソウと、彼のターゲットにされた人々の攻防を描き、大ヒットを記録してきたシチュエーション・スリラーの第6作です。監督さんはシリーズ第2作から編集を務めてきたケヴィン・グルタートが務めました。死後も影響を与えつづける殺人鬼にシリーズを通して出演しているトビン・ベル。殺人鬼の遺志をついで「ゲーム」を仕掛ける刑事役に「デスパレート」のコスタス・マンディロア。殺人鬼の元妻役に「プライベイトスクール」のベッツィ・ラッセル。

2004年の「ソウ」公開以来六作目になります。グロい系映画の中にあって何か一本筋が通った感のあるこのシリーズですが、今回の作品はそれがわかりやすくなっています。映画の筋も二本立てとなっていて、ゲームを仕掛けるほうと仕掛けられるほうが双方とも追い詰められていく展開です。何故この人物が「ゲーム」を仕掛けられたのかという理由が明快です。それからグロいシーンも今までに比べて薄められて(手ぬるいと言いましょうか…)いるように感じます。

しかし反面、このシリーズの「コア」なファンからは物足りなさも感じられるかもしれません。分かりやす過ぎるというのかな、なんか「必殺仕事人」みたいな展開になってしまっている感じがします。まぁ作品上「本人」は死んでしまっているのでしょうがないのかもしれませんが、ジグソウの仕掛ける「ゲーム」の奥深さが薄くなっている気がするんですよね。そこらへんが残念かなとも思います。

気合が入っていて、時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 18:32│Comments(0)映画
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