2010年01月07日
映画「パイレーツ・ロック」感想文
今年最初の映画は静岡シネ・ギャラリーでの観賞です。
1960年代、民放が禁止されていた英国。国営のBBSではロックやポップスは一日45分しか流れてこなかった。刺激を求めた英国民は、北海上にあった船より流れてくる海賊放送「RADIO ROCK」から24時間流れてくるロックやポップスを聴いていた。個性あふれるDJたちは、ロックンロールなやりたい放題の事をしていた。また熱狂したリスナーたちもDJたちをカリスマ化し、彼らに近づくために女たちは策を練ってくる。これらのことに手を焼いた英国政府は「RADIO ROCK」を潰すべくあらゆる手を打ってきた。
「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が1966年のイギリスを舞台とし、ロックを流す海賊放送と彼らを規制しようとする政府の攻防を描いた作品です。個性的なDJ役に「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」のフィリップ・シーモア・ホフマンや、「ハンニバル・ライジング」のリス・エヴァンス、船をまとめるリーダー役に「ワルキューレ」のビル・ナイ。
さてたまたま聴いていた名古屋のZIP−FMのMCが絶賛していたこの作品。まずはビートルズやローリングストーンズ、デヴィット・ボウイ、キンクスなどの往年のブリティッシュロックに私達以上の世代は耳を奪われると思います。そしてあくまで権力に屈しない力強さと奔放さ、その中で音楽を心から愛する気持ち、この曲をみんなに聴かせたい情熱が良く表現されていると思います。また後半部分のパニック映画さながらの映像には驚きますし、その中の仲間への気持ちの部分では感動さえします。
ただ前半部分でキャラクターが動き出すまでにやや手間取っている感がありましたし、後半のクライマックス部分で何故そのようなことが起きたのか?事故なのか?それとも政府の陰謀??みたいな原因がスッキリしない部分がありましたね。
ただ今年一本目としては良い映画を観たなと言った気持ちが一杯です。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:06│Comments(0)
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