2010年01月18日
映画「パブリック・エネミーズ」感想文

静活有楽座での観賞です。
1930年代、大恐慌の時代のアメリカ中西部、銀行強盗を繰り返すジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)。彼は銀行強盗をする際に銀行の金のみを奪い、客の金には手をつけないという紳士的な立ち振る舞いで大衆にも人気があった。また彼は刑務所に囚われた仲間を鮮やかな手口で奪い返したりしていた。シカゴの街でクラブのクリーク係として働くビリー(マリオン・コティヤール)に一目惚れしたデリンジャーは、強引に彼女を自分の女にしようとする。一方デリンジャーを捕らえようとするFBIの長官エドガー・フーバー(ビリー・クラダップ)はデリンジャーを「社会の敵ナンバーワン」と名指しし、彼を捕らえるために組織を強化していった。シカゴ支局長に高名なギャングを倒していった腕利き捜査官メルヴィン・パーヴィス()を据えたが、デリンジャーを取り逃がす失態を演じたりした。しかし絶頂のデリンジャーにも転落の時期が訪れ始める。
伝説的な銀行強盗ジョン・デリンジャーの絶頂とその死までを描いた作品です。監督さんは「ヒート」のマイケル・マン監督。主演のデリンジャー役に「チャーリーとチョコレート工場」のジョニー・デップ。その恋人役に「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のマリオン・コティヤール。デリンジャーを追い詰めるFBIの捜査官役に「ターミネーター4」のクリスチャン・ベイル。
さて久しぶりにかぶり物系でないジョニー・デップを見られた訳ですが、どうもしっくり来ません。劇中で丸いサングラスをし、チョビヒゲをはやしているとなんとなく安心します。とにかくデリンジャーのいろんな意味での大胆さが、ジョニー・デップの堂々とした演技で力強く表現されていると思います。デリンジャーが転落し追い詰められていく様も、引き込まれるような演出が施されていると思いました。
しかし絶頂期のデリンジャーの表現がイマイチで、正直前半部分はドンパチやっているにもかかわらず退屈感さえ覚えました。また予告編などで「儲かっている銀行の金しか奪わない」とか、「一人の女しか愛さない」とかありましたが、銀行が儲かってるといった表現もほとんどありませんでしたし、ラブストーリーとしては非常の物足りなさを感じました。
という人間をはしょって知るのには、の存在も手伝って、良い一本かもしれません。時間とお金のある方はご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:10│Comments(0)
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