2010年05月10日
映画「フィリップ、きみを愛してる!」感想文
静岡シネ・ギャラリーでの観賞です。
幼い頃、両親より自分が養子である事を告げられたスティーヴン(ジム・キャリー)。成長し妻と子供を持ったスティーヴンは、生みの親を探すために警察官になっていた。やっと見つけた母親には冷たくあしらわれてしまう。警官を辞めテキサスに移住してきた一家だったが、そこで起きた交通事故を機にスティーヴンはカミングアウトしてしまう。自分はゲイであると。妻子と離れて生活し「彼氏」と過ごすスティーヴンだが、素敵なゲイライフは金がかかる。そこで彼は保険金詐欺やクレジットカードの偽造で大金を得るようになってきた。逮捕されたスティーヴンは刑務所に入り、そこで借りた車を返さずに窃盗犯として服役していた青年フィリップ(ユアン・マクレガー)と出会い、一目惚れをしてしまう。フィリップの気を惹くためにスティーヴンは自分は弁護士であると嘘をついてしまう。
実際にあった詐欺や脱獄の事件を基にしたドキュメンタリー小説原作に、製作総指揮に「レオン」のリュック・ベッソンがあたって映画化したものです。監督さんは「バッド・サンタ」などで脚本を手掛けるグレン・フィカーラとジョン・レクア。主演の天才詐欺師役に「マン・オン・ザ・ムーン」のジム・キャリー。恋人役に「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」のユアン・マクレガー。
さて、ジム・キャリーとユアン・マクレガーの「ゲイ」映画ということで興味をひかれたわけですが、二人の怪優ぶりが素晴らしい。特にユアン・マクレガーはスターウォーズ・エピソードシリーズのオビワン・ケノービ役が印象に強いので、優しい文字通りの「優男」ぶりが強烈にイメージ付けられます。また比較的スベりやすいジム・キャリーのジョークが今回妙に決まっていたのが印象的です。またクライマックスのくだりにはジム・キャリーの役者魂を感じましたね。
でもやはり男同士の絡み、明るくライトに描写されているのですが正直気持ちのいいものじゃありません。また冒頭の親に捨てられたエピソードが結構時間を割いて語られていますが、作品全体にそれほど必要かなといった感じをもちます。
これが本当に実話なの?といった感覚を持たされます。アメリカは凄いのかトロいのか…。時間とお金のある方はご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:09│Comments(0)
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