2010年07月19日
映画「鉄男 THE BULLET MAN」感想文

シネマサンシャイン沼津での観賞です。
東京で働くアメリカ人のアンソニー(エリック・ボジック)は妻のゆり子(桃生亜希子)と息子と三人で暮らしていた。アンソニーと息子がアンソニーの父親ライド(ステファン・サラザン)の家に訪れると、父親は息子と孫の体を以上に気遣った。アンソニーはその理由をガンでこの世を去った母親の美津枝(中村優子)の影響だろうと考えていた。そんな父親の家からの帰り道、突然現れた殺し屋(塚本晋也)によって息子の命は絶たれてしまう。悲しみで犯人に復讐を誓う妻に、落ち着いていたアンソニーもイライラ感を増してきた。すると体に変化が起こってきた。体の一部が金属に変わってきたのだ。変化に戸惑うアンソニーのもとに彼の命を狙うものがやってきた。
塚本晋也監督の世界的な代表作である「鉄男」シリーズの最新作です。主演にオーディションで選ばれたアメリカ人俳優、エリック・ボジック。その妻役に「ヤッターマン」の桃生亜希子。母親役に「クワイエットルームにようこそ」の中村優子。主人公に執拗に迫る殺し屋役を塚本晋也監督自身が演じています。
さてまずは映像を見てビックリします。こういった映画でありながらCGはほとんど使わず、アニメーション的なコマ撮りとハンディを多用したカメラワークが多用されています。鋼鉄化していく主人公も特殊メイクとカブリモノですし、撮影はかなり大変だったのではないかと想像します。そしてスピード感は抜群ですし、裏側のテーマもかなり解りやすく、肩肘張って観なくてもいい、ある種「娯楽映画」に仕立てられています。
しかしながらかなりカルト性が高い作品であることも間違いありません。真正面に映画を観る姿勢で観てしまうと、さっぱりわからない映画になってしまうでしょう。正直僕も最初の30分はさっぱりわからなかったです。それから最初の「鉄男」が「見たことの無い映画」と呼ばれるのに対して、やや強烈さが抜けてしまったかな感は否めません。
好きな人は好きだが、嫌いな人は大嫌い。そんな典型的な映画だと思います。間違いなく女性とのデート向きではありません。時間とお金のある方はご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:17│Comments(0)
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