2010年07月27日

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」感想文

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」感想文

シネマサンシャイン沼津での観賞です。

パリの街。ジャンヌ・ダルク像のそばに住む科学者エスペランデュー教授(ジャッキー・ネルセシアン)は、彼の研究の成果を発揮した結果、博物館の卵から翼竜を誕生させることに成功する。翼竜はパリの街を飛び回り、ついには死者まで出してしまう。一方、女性ジャーナリストで作家のアデル・ブラン=セック(ルイーズ・ブルゴワン)はエジプトの王家の谷に向かっていた。アデルの目的はファラオ・ラムセス2世の主治医だった男のミイラをパリに持ち帰ることだった。医者として高名だったその男の知識と技術で、植物状態の妹アガット(ロール・ドゥ・クレルモン=トネール)を治療するためだった。しかしアデルのことを好ましく思わないデュールヴー博士(マチュー・アマルリック)は彼女の成果を横取りしようと企む。

最近はプロデュース業が多くなってきた「レオン」のリュック・ベッソンが監督したファンタジー・アドベンチャーです。主演の女性ジャーナリスト役をアンヌ・フォンテーヌ監督作品にも出演したルイーズ・ブルゴワンを抜擢。主人公と王家の谷で対立する科学者役に「潜水服は蝶の夢を見る」のマチュー・アマルリック。

さてフランスのコミック原作の話らしいのですが、フランス映画らしい「洒落」のきいた演出が光ります。死刑宣告を受けた科学者を助けようと何度も変装して刑務所を訪れるシーンとか、大統領からの命令がトップダウンされていく様子とか、思わずニヤリとしてしまうシーンが多かったです。またリュック・ベッソンさんはどこからか女優さんを拾ってくるのが得意なのですが、このルイーズ・ブルゴワンさんも抜擢して使うわけですが、なかなかキレイで演技もまあまあです。これからの活躍が期待できます。

ただこういったアドベンチャーモノは、「インディー・ジョーンズ」や女性主人公でいったら「トゥームレイダー」のようなアクションを期待するわけなのですが、とりたててアクションらしいアクションが少ないところが拍子抜けしてしまいます。リュック・ベッソン作品だけに惜しいところです。また話の筋にやりすぎ感が漂いますが、これもリュック・ベッソンらしいといったららしいんでしょうな。

各方面のレヴューは結構厳しいものになっていますが、僕はそんなに嫌いじゃありません。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:31│Comments(0)映画
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