2010年12月26日

映画「GAMER」感想文

映画「GAMER」感想文

MOVIX清水での観賞です。

新しいバーチャル世界の構築に成功した天才クリエイターのケン・キャッスル(マイケル・C・ホール)。その特徴はバーチャル世界で操るアバターが「本物の人間」であることだった。その操られる人間には脳内に特殊な細胞を忍び込ませてあり、プレイヤーの意のままに操ることができるのだ。そのバーチャルゲームの中でもっとも過激なものが「スレイヤー」だ。「スレイヤー」はプレイヤーに操られる人間は全て死刑囚であり、30のバトルステージで全て生き残ることができれば特赦が与えられ、釈放されることになっていた。無実の罪で服役した元兵士のジョン・ティルマン(ジェラルド・バトラー)は「ケーブル」と言うコードネームで25を越えるバトルステージを生き残り、全世界の注目を集めていた。しかし生き残りを成功させないためにキャッスルは手を打っていた。

生身の人間が遠隔操作され、激しい戦闘を繰り広げるオンライン・ゲームが大流行中の近未来を舞台に、ゲームの世界に駆り出された男の死闘を描くサスペンス・アクションです。監督は。「アドレナリン」シリーズのマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー。主演の元兵士に「300」のジェラルド・バトラー。その妻役に「ダブル・ミッション」のアンバー・ヴァレッタ。

基本的に見所は「300」でも見せたCGを駆使した上でのジェラルド・バトラーのアクションであると言っても過言ではありません。正直雑なCG処理であることは否めませんが、結果的に妙な迫力感が出ています。また舞台を創造したクリエイターやそれに反発する組織、特ダネをあげようとするニュースキャスターなどが主人公の周囲に微妙な感じで絡まってきて、チープな展開になりがちのこの種の映画に肉付けをしています。

バーチャル世界を題材にして、発想点などを含め非常に面白い素材だなと思いますが、あんまり活かされている気がしません。悪役のクリエイターグループの人間関係なども説明不足ですし、クライマックスも非常にあっさりした感じで何か拍子抜けしてしまいます。それに主人公のライバルとなるべき人物も弱すぎます。

こういった映画は考えずに観たいものですが、やれ「ピング」だのことの言われると、コンピュータネットワークをいじった事のある人が観ると、妙に考えてしまうかもしれません。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 16:08│Comments(0)映画
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