2010年12月31日

映画「ロビン・フッド」感想文

映画「ロビン・フッド」感想文

MOVIX清水での観賞です。

12世紀末、十字軍遠征で疲弊し、帰国の途にあったイングランド王リチャード(ダニー・ヒューストン)はフランスでの城攻めの際に命を落とす。十字軍に射手として参加したロビン・フッドことロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は亡き王の王冠を本国へ移送しようとした殺されたノッティンガム卿の息子から王冠と、彼の父の剣を託される。イギリス本国に戻ったロビンらは剣を返すためノッティンガムに向かう。ノッティンガム卿ウォルター・ロクスリー(マックス・フォン・シドー)は偶然にもロビンの過去を知る人物だった。彼はロビンを息子として迎え入れ、亡き息子の妻だったマリアン(ケイト・ブランシェット)と共に暮らすよう命じた。一方、兄の死によって王位に就いたジョン(オスカー・アイザック)は諸侯や国民にますますの重税を課すようになっていた。それを進言したジョン王の幼馴染の側近ゴドフリー(マーク・ストロング)は裏でフランスと繋がっていた。

伝説の義賊「ロビン・フッド」の物語を描いた歴史スペクタクルです。監督は「ハンニバル」のリドリー・スコット。主演の伝説の射手役に「グラディエーター」のラッセル・クロウ。彼に惹かれる領主子息の嫁役に「エリザベス」のケイト・ブランシェット。イングランド国王を裏切る側近役に「シャーロック・ホームズ」のマーク・ストロング。

さて名前は有名でも意外とその正体を知らないロビン・フッドの物語です。基本的に大好きなリドリー・スコット監督の作品なので観たわけですが、彼の作風に違わない重厚な作品に仕上がっています。特に戦闘シーンは秀逸で、剣や弓矢はもちろん、ハンマーなど当時使われていたであろうあらゆる武器を効果的に使用しています。また無骨な主人公を演じるラッセル・クロウや、やや行き遅れて結婚したという設定のケイト・ブランシェットのキャスティングもなるほどなと思わせます。

ただお話としての深みはあまり感じませんでした。なぜロビン。フッドが英雄になっていったのかと言う過程は分かるのですが、強烈に彼がカリスマ化していくためのエピソードが、ややはしょってしまったかなと言う感じが否めません。またラストも何かしら煮え切らない感があった気がします。

ただ140分と言う時間は長く感じられませんでした。面白かったと思います。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 17:29│Comments(0)映画
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