2011年02月06日

映画「トロン:レガシー」感想文

映画「トロン:レガシー」感想文

MOVIX清水での観賞です。

コンピュータ産業のカリスマだったケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は幼い息子を残したまま突然失踪してしまう。20年後息子サム(ギャレット・ヘドランド)は成長し、父親が起こしたIT産業の会社の筆頭株主となる。その会社にはケヴィンの右腕として活躍していたアラン(ブルース・ボックスライトナー)が在籍していたが、ある日アランは自分が持っていたポケベルにメッセージが入ったことをサムに伝える。それはかつてケヴィンが持っていたゲームセンターに来るようにとのことだった。アランから渡された鍵で中に入ったサムは、偶然に地下にあるオフィスを発見する。そこにあったコンピュータを操作しているうちに、サムは自分の全く知らない世界にトリップしてしまう。そこは「プログラム」と呼ばれる人々が存在する世界だった。そこの支配者クルーの素顔を見たときサムは驚く。それは失踪した時の父親の顔、そのものであった。

父親が創造した“トロン”と呼ばれるコンピューターの世界へ導かれた若者が、命を狙われながらも人類の存亡を賭けた死闘に挑むSFムービー大作。1982年公開の「トロン」の続編と言う位置付けになります。監督さんは新鋭のジョセフ・コシンスキー監督。主演のカリスマエンジニアの息子役に「エラゴン 遺志を継ぐ者」のギャレット・ヘドランド。父親のカリスマエンジニア役に「アイアンマン」のジェフ・ブリッジス。この人、1982年の作品にも同じ役で主演しています。

さてコンピュータの「定番」の世界らしいデザインに注目です。まるで基盤を連想させる線と丸を中心にしたデザイン。昔のATARIのコンピュータゲームを思い起こします。またジェフ・ブリッジスの若い頃の姿をCGで再現しています。アニメーターさんはかなり気張って仕事をしたことでしょう。また闘技場とその戦いにおける様々なデザインも目を見張ります。

しかし話の筋は非常にわかりづらく、設定を理解するのに時間がかかります。またかの世界の人間相関図は最後まで良く分からないと思ったら、1982年の「トロン」の関係がそのまま引き継がれているんですね。少し28年と言うギャップを考慮してもらいたい感じです。また自分が3D嫌いだから言うわけじゃないのですが、3Dとしての技術的なものがあまりにもお粗末じゃないでしょうか?基本的にスクリーンに奥行きがあるだけの感じでそんなに立体感が感じられません。冒頭「2Dでも…」といった説明があるのですが、これなら2D公開でも何ら問題はない気がします。

本当にアニメーターさんの努力はムチャクチャ買いたいと思います。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:41│Comments(0)映画
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