2011年03月05日
映画「ウォール・ストリート」感想文
イオンシネマ富士宮での観賞です。
インサイダー取引による有罪で8年の刑期を終え、出所した天才投資家のゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。しかし出所にあたり迎えに来るものはなく、過去の人となっていた。一方、ウォール街で働く証券マンのジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は、新しいエネルギー開発の投資をしてくれる投資家を躍起になって探していた。しかし彼の勤めるゼイベル社は、悪い噂の流布により株価が急激に下がり破綻に追い込まれ、社長のルイス・ゼイベル(フランク・ランジェラ)は自殺に追い込まれた。ルイスに拾ってもらい、才能を発揮させたジェイコブは大いに落胆し、ゼイベル社破綻の原因を作ったCS社の株価を下げる工作をする。ジェイコブが付きあっている恋人のウィニー(キャリー・マリガン)はゴードン・ゲッコーの娘であった。彼女は父親を毛嫌いしていたが、ジェイコブは彼女との婚約をきっかけにゴードンに近づく。
前作「ウォール街」から23年、同じ監督と主演俳優を配して新しい形のマネーゲームを描いた作品です。監督さんは「プラトーン」のオリヴァー・ストーン。主演のカリスマ投資家役に「サウンド・オブ・サイレンス」のマイケル・ダグラス。若い証券マン役に「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ。その恋人役に「プライドと偏見」のキャリー・マリガン。
さてアメリカの金融危機の中、美味しい話と裏切りが激しく行き交うマネーゲームの中でうごめく人たちを描いています。ちょっとした噂で会社が破綻に追い込まれる、ライバル社の人間でも使えると思えばヘッドハンティングする、信頼されていると思いきやアッサリ裏切られる。そんな生き馬の目を抜くような世界が、この映画の中にあります。金の魔力に魅せられた男たちと、そういった男たちを見続けて嫌悪感を覚えながらも、惹かれていく女。そんなバランスが、ギスギス感の中にも人間的なものを感じさせます。
しかしわずかでも、現在の世界的不況の原因ともいえるアメリカの金融危機の知識が必要かもしれません。後は個人的な感想なんですが、ラストの父娘の邂逅ともいえるシーンが、僕にはどうも納得がいかない。こんなに簡単に許せるものなのだろうか?
とにかく「金、金」言う映画で、まぁそこが狙いなのかもしれないけれど、そこまで言うかねぇ…。時間とお金のある方はご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:13│Comments(0)
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