2011年04月18日

映画「SP 革命篇」感想文

映画「SP 革命篇」感想文

シネマサンシャイン沼津での観賞です。

「革命」実行の日。警護4係の係長の尾形(堤真一)は部下の井上(岡田准一)を、本来就くべき任務を変更し野党の党首の警護任務に就かせた。国会では総理大臣の麻田雄三(山本圭)の不信任案が提出されようとしていた。要人を次々と国会議事堂へと護衛する4係のメンバー。しかしそれと同時に「革命」実行者たちはそのための準備を着々と進めていた。本会議が始まり、尾形に同調したSP達は衆議院棟の制圧にかかった。「革命」実行者たちは衆議院の制圧に成功し、本会議場に尾形を始めとしたメンバーが入場した。尾形達はテレビ生中継を利用して、閣僚たちの不正を次々と暴いていった。その頃井上ら4係のメンバーは、尾形から命じられ議事堂内の一室を探索していたが、異変に気づき行動を起こし始める。

岡田准一主演のテレビドラマ「SP(エスピー) 警視庁警備部警護課第四係」とプロローグ作品「SP 野望篇」の最終章となる劇場版第2弾です。監督さんは前作に引き続き波多野貴文監督が務めます。主演のSP役に「陰日向に咲く」の岡田准一。その上司役に「孤高のメス」の堤真一。事件を裏で操る与党幹事長役に「カイジ 人生逆転ゲーム」の香川照之。

前作の「野望篇」では、アクションが前面に出たスピード感ある作品に仕上がっていましたが、今回の「革命篇」では話の展開をじっくりみせる作品になっていると思います。もちろんアクションもあって、リアリティに富んだ体躯を使った殺陣が魅力的です。しかし今回は役者さんの演技力がみせてくれています。ダークな面を力強く見せた堤真一。ここで憎らしいまでのいやらしさをみせる香川照之。思慮深く見えて浅はかな官僚役の若手たち。主人公の岡田准一や何かと目立つ真木よう子よりも、こういった役者さん達がすごく光る作品だと思います。

しかし「革命」と言うタイトルにしては、内容が「革命的」でないのが残念に思います。結果的にこの国を変えるための行動ではなかったような気がするんですね。まぁ、世の中がこういった状況ですので余計そう感じるのかもしれませんが。また国会議事堂を制圧する説明に使われる、若手官僚たちが描いた図があまりにわかりづらい。もっと具体的に説明して欲しかったなぁ…。こういうのはCGでもOKだと思うのですが。

細かい所はともかくとして、面白く観られた一本でした。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 01:07│Comments(0)映画
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