2011年07月02日

映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」感想文

映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」感想文

109シネマズ名古屋での観賞です。

ナチ占領下のポーランド。収容所で両親から離された少年エリック(マイケル・ファスベンダー)は、母親と離れたくないあまり、収容所の鉄の扉を曲げる力を示した。それを見ていたナチスの高級将校クラウス・シュミット(ケヴィン・ベーコン)は、エリックを自室に呼びその能力を開花させるため彼の目の前で母親を殺害した。一方アメリカの裕福な環境に育った少年チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、食料を盗むために彼の自宅に忍び込んだミュータントのレイブン(ジェニファー・ローレンス)を仲間として妹のようにいつもそばに置いた。成長したチャールズは遺伝子学の若き権威者になり、CIAから協力を求められるようになっていた。同じように成長したエリックは母の仇のシュミットを追っていたが、彼はセバスチャン・ショウと名を変え、米ソの緊張を煽る人物になっていた。ショウを注意人物として追っていたCIAはチャールズの力を借り拘束しようと図るが、エリックの出現により失敗する。エリックが同じようにミュータントだと気がついたチャールズは彼を仲間に入れ、同じような能力を持つものを「仲間」として探し、組織し始める。

アメコミ原作の映画「X-MEN」シリーズの善悪双方の親分格「プロフェッサーX」と「マグニートー」の出会いから、袂を別つまでのストーリーを描いています。監督さんは「キック・アス」で注目を集めたマシュー・ヴォーン。主役のミュータント役に「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイ。後に敵役となるミュータント役に「イングロリアス・バスターズ」のマイケル・ファスベンダー。世界を戦争に仕向けようとするミュータント役に「アポロ13」のケヴィン・ベーコン。

さてヒュー・ジャックマンが主演したメインのシリーズを観なくても、ミュータントの概念さえ理解していれば面白く観られる作品に仕上がっています。基本的に分かりやすい構造となっており、同じように悪の道に墜ちていくダーズ・ベイダーのような重苦しい感じは一切ありません。そしてジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコンの三者がそれぞれの個性を出し切っている感じがありますね。青春モノのような雰囲気も悪くないと思います。

しかし時代背景を第二次大戦からキューバ危機まで、かっちりとしたものにしてしまったのはいかがなものでしょう?こういったSFモノは現実味のある近未来的なものが、「将来、仮面ライダーになりたい」的な夢を与えるものであるべきだと感じるのですが…。

ストーリー的にもアクション的にもそこそこ良いものに仕上がっていて、お徳感のある一本だと思います。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:25│Comments(0)映画
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