2011年07月08日

映画「127時間」感想文

映画「127時間」感想文

TOHOシネマズ浜松での観賞です。

アメリカ・ユタ州内の国立公園ブルージョン・キャニオン。アメリカらしい赤茶けた渓谷にアーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は周囲に行き先を告げずに出かけていた。彼は登山家でもあり、救助のボランティアやガイドなどもやっていた。事実この日もトレッキングにやってきた女性二人を、ガイドブックにはないような場所へ案内したりしていた。女性二人組と別れたアーロンは、一人渓谷を歩いていた。彼は渓谷の岩の狭い割れ目に入っていったときに滑落し、落ちてきた岩と渓谷の岩の壁との間に右腕を挟まれてしまう。全く右腕が動かせない状態で、彼は努めて冷静に持っている装備の中で脱出を試みるのだが、全てが徒労に終わろうとしていた。そんな状態で一日が経ち、二日が経った。様々な過去が去来してくる。そんな中、水も底をついた。アーロンは生き残るため一つの決心をする。

登山中の思わぬアクシデントで究極の選択を迫られた若き登山家アーロン・ラルストンのノンフィクションを映画化したものです。監督さんは「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督。主演の登山家役に「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ。

94分の上映時間の中、ほとんどのシーンが手を挟まれたジェームズ・フランコと岩の割れ目と言う極めて少ない映像のバリエーションの中、主人公に去来する様々なものが映し出されます。それが自分の家族であったり、別れた恋人であったり、はたまた幻覚のようなものあり、性的なものもあったりします。死を覚悟したり、生に固執したり…。そんな主人公の心の動きと行動を、ある意味残酷にある意味滑稽に映像化されています。

しかし主人公が下す決断が、シチュエーションから容易に想像つくとは思いますが、ちょっと生々しすぎる。正直観ている側が気絶したくなります。あそこまでやる必要があったのかな…。また水が枯渇した時に「あるもの」で水分を採るわけですが、こちらも少々生々しすぎます(-_-;)

山をナメてはいけませんなぁ。実話ではありますが、変なシチュエーションパニックものになっていないところは評価できると思います。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:51│Comments(0)映画
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