2011年08月18日

映画「くノ一忍法帖 影ノ月」感想文

映画「くノ一忍法帖 影ノ月」感想文

藤枝シネ・プレーゴでの観賞です。

江戸幕府8代将軍・徳川吉宗(若山騎一郎)は、享保の改革を断行し、倹約・質素な生活を励行していた。一方徳川御三家の一つ、尾張徳川家の当主の徳川宗春(海東健)はそのことに不満を持ち、派手な行いをしていた。苦々しく思った吉宗は腹心の大岡忠相(黒田アーサー)を呼び、宗春に咎めの書状を送った。従順に書状を受け取った宗春だが、その報復に吉宗の紀州時代の愛妾を衆前に晒した。さらに3人の愛妾を晒すよう、宗春は配下の甲賀忍者に命を下した。このことで将軍の権威失墜を恐れた大岡は、残された3人の愛妾を甲賀忍者の手に落ちる前に殺すようお庭番の七溝呂兵衛(仁科貴)に命ずる。呂兵衛は配下の剣(阿部真里)、孤雁(西野翔)、右京(森下悠里)、志摩(宮間梨佳)の4人のくノ一と、助っ人の伊賀忍者の櫓平四朗(弓削智久)に任務の遂行を命ずる。

1960年代に一世を風靡した山田風太郎の伝奇忍者小説「忍法帖」シリーズの「忍者月影抄」を元に映画化したものです。監督さんは「はじめての家出」の菱沼康介。主演の女忍者役に「砂の影」の阿部真里。

基本的に内容はともかくとして、「お色気映画」と言うジャンルがあるのならば、重要と供給の市場の論理はともかく、こういった「お色気映画」を作ろうとする製作側の意欲は買いたいと思います。こういった類の企画モノは、Vシネマやもっと突っ込んだAVなどに行きがちですが、フィルムにして映画館で公開するのは、市場論理が働く今の風潮からすれば、製作するのも公開する映画館も肝っ玉が据わっている気がします。

しかし山田風太郎原作で、グラビアアイドルや今昔の週刊誌や青年誌のヌードグラビアを飾った女性の出演では、内容は推して知るべきものなのですが、それにしてもメインキャラの4人のくノ一の演技レベルが稚拙すぎます。また「夜露死苦」レベルの忍術の名前も観ている側が恥ずかしくなってくる感じがします。

しかし水谷ケイさん、久しぶりに見たなぁ。相変わらずで。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:41│Comments(0)映画
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