2012年01月19日

映画「フライトナイト/恐怖の夜」感想文

映画「フライトナイト/恐怖の夜」感想文

イオンシネマ富士宮での観賞です。

オタク少年から脱却したチャーリー(アントン・イェルチン)は、美人のガールフレンドのエイミー(イモージェン・プーツ)と不釣合いなカップルと自認しながらも楽しい高校生活を送っていた。彼は母親のジェーン(トニ・コレット)とラスベガスの郊外に暮らしていたが、しばらく空家だった隣の家に若い男が越してきた。ジェリー(コリン・ファレル)と名乗るその男は、昼間は寝て夜に仕事をするという昼夜逆転の生活をしているようだった。そこに昔のオタク仲間のエド(クリストファー・ミンツ=プラッセ)から、同じオタク仲間だった友人が失踪したことを聞かされる。そしてエドはチャーリーの隣人のジェリーがヴァンパイアであることを彼に教える。ジェリーにどこか無気味さも感じていたチャーリーは確信は無かったがジェリーを遠ざけ始める。そしてエドも失踪した。ある夜、知人女性がジェリーの家に入って、叫び声をあげたまま出てこなくなった。ジェリーの家に忍び込んだチャーリーは、そこで彼がヴァンパイアである証拠を目撃する。翌日チャーリーは魔術師のピーター(デヴィッド・テナント)にヴァンパイア退治の相談に向かう。

トム・ホランド監督の「フライトナイト」を、新しい解釈でリメイクしたホラー映画です。監督さんは「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピー。主演のヴァンパイア退治に向かう高校生役に「ターミネーター4」のアントン・イェルチン。共に退治に向かう主人公の恋人役に「ソリタリー・マン」のイモージェン・プーツ。主人公の母親役に「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレット。ヴァンパイア役に「マイノリティ・リポート」のコリン・ファレル。

さてリメイクモノですが、前作を観ていないので比較対照は出来ません。前作を観た人はかなり世界観が違うらしくこの映画の評価を低くしているようですが、わかりやすいストーリー展開ですし、お決まりの「こけおどし」も結構あってちょっと恐いなと感じました。この映画に出ている「この人」とわかる俳優さんの一人のコリン・ファレルの吸血鬼は、非常にイマっぽいいでたちですが、ジェームズ・ディーンのような髪型が少し笑ってしまいます。しかし滲み出る無気味さがなかなかのものだなと感じます。アクションシーンもそこそこだと思います。

しかし主人公の周囲が、隣人が吸血鬼だと確信したあたりから、どうも緊張感が無くなってしまった気がします。緊張感が無くなったことにより、恐怖感も薄れてきてしまって、ただのアクション映画みたいになってしまったのが残念かなと思います。またヴァンパイアがいかに強烈な生物であったとしても、越して間もない家に隠し部屋を作ったり、地下に大きな空間を作ったりするのは無理だろ…、なんて突っ込みの一つも入れたくなります。

前作の呪縛が無ければ、そこそこ楽しめる一本だと思います。時間とお金のある方はご覧下さい。


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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:16│Comments(0)映画
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