2012年07月06日

映画「スノーホワイト」感想文

映画「スノーホワイト」感想文

TOHOシネマズ名古屋ベイシティでの観賞です。

とある王国。国王と王妃の間に生まれたお姫様は雪のような白い肌を持っていた。彼女はスノーホワイト(クリステン・スチュワート)と名付けられた。しかし王妃はスノーホワイトが幼い頃、突然この世を去る。その事実に衝撃を受けた国王だったが、悪いことはさらに続いた。正体もわからない謎の軍団が国を襲撃してきたのだった。国王率いる軍はその軍団を撃退したのだが、その軍団には一人の女性が捕われていた。ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)と名乗るその女性の美しさの虜となった国王は彼女を新しい妃に迎えた。しかし結婚式の夜、国王はラヴェンナによって命を奪われる。国を奪ったラヴェンナは女王として国を統治するが、国は荒んでいくばかりだった。一方鏡の精の助言によりスノーホワイトは城の中の塔に幽閉されてしまう。成長したスノーホワイトはあるときラヴェンナの若さの秘密を知ってしまう。隙を見て城を逃げ出したスノーホワイトは、追っ手から逃れ「黒い森」と呼ばれる魑魅魍魎がはびこる森へと逃げ込んだ。ラヴェンナはスノーホワイトの命を奪うため、森に詳しい狩人のエリック(クリス・ヘムズワース)を道案内役に改めて追っ手を黒い森へと送り込んだ。

言わずと知れたグリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジしたアドベンチャー映画です。監督さんはCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。主演のお姫様役に「エクリプス/トワイライト・サーガ」のクリステン・スチュワート。王国を奪った魔術を使う女王役に「ハンコック」のシャーリーズ・セロン。主人公をサポートする狩人役に「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワース。

さてディズニーアニメなどでもお馴染みのグリム童話「白雪姫」なのですが、あくまで筋書きをなぞりながら新しいコンセプトの映像に仕上げられています。全体的に暗く、中世的な舞台設定は「ロード・オブ・ザ・リング」を彷彿します。シャーリーズ・セロン演ずる一般的には悪い魔法使いの女王も、過去に悲劇を持った女性といった新しい解釈を持ち込んでいます。おっさんになって御伽話も良く覚えていなくなってる中、こういった古典を現代の技術で斬新に映像化したことは、古典の新たな表現方法としていいかなと感じます。

しかし基本的に「知った」話ではあります。比較的違う方向性はとっているものの、エピソードの少なさの割りに上映時間が長い。つまり余計なカットが多い気がします。個人的な考えではありますが、全体的に暗い映像イメージになっているので、妖精の「聖域」の部分は本当に必要だったのか?そこで必要なエピソードは既に「黒い森」で有った気がするんですがね。それから白雪姫がよみがえる王子様の接吻。おー、そこなんだ。個人的には納得がいかないのですが…。

悪い女王のエピソードがもう少し有っても良かったかな。主人公以上に目立っていましたからね。時間とお金のある方はご覧下さい。


◆清水落語王国のケータイサイト(PCでも見られます)
http://www.just.st/308297/
◆清水落語王国Web管理人のTwitter(PC版)
http://twitter.com/srakugo_now/
◆清水落語王国Web管理人のTwitter(モバイル版)
http://twtr.jp/user/srakugo_now/status



同じカテゴリー(映画)の記事画像
映画「フローズン・グラウンド」感想文
映画「凶悪」感想文
映画「マラヴィータ」感想文
映画「グランド・イリュージョン」感想文
映画「そして父になる」感想文
映画「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」感想文
同じカテゴリー(映画)の記事
 映画「フローズン・グラウンド」感想文 (2014-01-14 00:01)
 映画「凶悪」感想文 (2014-01-13 00:01)
 映画「マラヴィータ」感想文 (2013-12-20 00:03)
 映画「グランド・イリュージョン」感想文 (2013-12-13 00:52)
 映画「そして父になる」感想文 (2013-11-25 00:20)
 映画「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」感想文 (2013-11-11 00:00)

Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:05│Comments(0)映画
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
映画「スノーホワイト」感想文
    コメント(0)