2012年08月27日
映画「ドライヴ」感想文

イオンシネマ富士宮での観賞です。
昼間は自動車修理工や映画のスタントマンとして仕事をする通称キッド(ライアン・ゴズリング)。しかし彼は夜には別の仕事をしていた。それは強盗の逃がし屋。彼の卓越したドライヴテクニックで強盗犯を警察の手から逃がしていたのだった。年齢も経歴も不詳の彼が恋におちる。同じアパートで2部屋隣に住んでいるアイリーン(キャリー・マリガン)。彼女は幼い息子と二人で生活していた。アパートのエレベーターの中で会った彼女にキッドは惹かれたのだった。ある日スーパーマーケットの駐車場で彼女の車が故障し、キッドがアパートまで送っていったことで親密になった。そして彼女の夫であるスタンダード(オスカー・アイザック)が刑務所で服役していることも知らされる。キッドはアイリーンやその息子と心安らぐ日々を送っていたのだが、ある日スタンダードが出所してくると言う連絡が入る。必然的にスタンダードとも知り合いになったキッドは、スタンダードから刑務所の中で借金をした男から、そのことで質屋に強盗に入る「ヤマ」を強要されていることを聞かされる。断れば家族にも被害が及ぶことも。キッドはスタンダードの「ヤマ」に荷担することを約束する。
スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。監督さんは「ブロンソン」といった日本未公開作品を手がけるデンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン。主演の凄腕ドライバー役に「きみに読む物語」のライアン・ゴズリング。主人公が思いを寄せる女性役に「ウォール・ストリート」のキャリー・マリガン。
結構昔ながらの主人公の経歴が全く語られないパターンです。最近は過去のトラウマなどという、主人公の過去が話に影響してくることが多いのですが、寡黙にキッチリ仕事をする主人公の姿が印象的です。「ドライヴ」というタイトルの割りには少ないカーアクションシーンですが、ムスタング(私らの世代は「マスタング」ではなく「ムスタング」なんです)とベントレーのカーチェイスはなかなかカッコよかったですね。それからヒロインのキャリー・マリガンさんの髪形が個人的に好みです(^^)
しかし主人公の「寡黙さ」が裏目に出た感じもするんですよね。寡黙な仕事人と言えば日本の時代劇やアメリカの西部劇を思わせるのですが、演出だとは思うのですが主人公の寡黙さが妙にキモく見えてしまうのは自分だけでしょうか。それから全体的なイメージは重厚的であるにも関わらず、キャラクターの倫理観がイマイチ軽すぎるのも気になりました。まぁあくまで個人的な見地なのですが…。
私は元車屋なので、ムスタングを盗むシーンのあのロック解除のツールを知ってるのですが、今時のムスタングもあれでドアロック開いてしまうんでしょうか?だとしたら相変わらずダメだなぁ、アメ車(^_^;)時間とお金のある方はご覧下さい。
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Posted by 清水落語王国Web管理人 at 00:06│Comments(0)
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