2013年01月23日
映画「ホビット 思いがけない冒険」感想文
MOVIX清水での観賞です。
東方に繁栄した「はなれ山の国」があった。ドワーフ族が支配するその国は、山の地下から驚くほどの量の金が産出されたのだ。しかし繁栄は長く続かなかった。黄金を狙ったドラゴンがやってきて、国は火の海と化し、おびただしい死者が出た。ドラゴンに国を追われたドワーフ族は、落ちのびようとした先に待ち伏せていたオーク族により王を失ったが、王の孫である若き王子トーリン(リチャード・アーミティッジ)の闘いで全滅は免れた。時は過ぎ、平和なホビット庄に若き日のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は呑気に住んでいた。そこに灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)が訪れる。ガンダルフはビルボに冒険の誘いに来たのだった。「冒険」など危険が伴い苦しいだけで真っ平御免と断ったビルボだったが、その夜にドワーフ族の男たちが一人、また一人とやってくる。12人になったドワーフ族の男たちは勝手勝手にビルボの家の食料を飲み食いしはじめた。後からやってきたガンダルフはドワーフ族たちと一緒に飲み食いを始める始末。最後に勇猛な姿のドワーフ族が現れた。彼こそ年齢を重ねたトーリンだった。彼らはこれから奪われた自分たちの国を取り戻すために「はなれ山」に向かうと言う。翌日の朝、きれいに片付いたビルボの家にガンダルフ達はいなかった。彼らは旅へ出立したのだった。ビルボは家に残された冒険への契約書と荷物を持ってガンダルフ達を追った。
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の60年前を舞台にした小説「ホビットの冒険」の実写化に挑んだアドベンチャー大作です。監督さんは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督。主演のホビット族の青年役に「ターゲット」のマーティン・フリーマン。主人公を冒険の誘いに来る魔法使い役に「ダ・ヴィンチ・コード」のイアン・マッケラン。奪われた国を取り返そうとする王族の末裔役に「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」のリチャード・アーミティッジ。その他「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで出演された俳優さんたちが、多数そのまま引き続き出演されています。
さて170分と言うピーター・ジャクソン監督らしい長編です。まずは「ロード・オブ・ザ・リング」のころに嫌な部分の一つでもあった、暗い中でなんか戦っているみたいな「全体的に暗い画面」のイメージがこの作品では払拭されていることは特筆したいところです。3Dを意識したものなのかもしれませんが、実際観た2Dでもわかりやすい画面になったことは喜ばしいことです。それから相変わらずのニュージーランドを舞台にした雄大な風景は、それだけで感動すら覚えます。また話の筋もわかりやすく、「ロード・オブ・ザ・リング」の内容を忘れたにしても、新たに受け入れやすい構成にはなっていると思います。ラストはちょっとグッとくるものがありました。
しかしそれは過去に「ロード・オブ・ザ・リング」を観ているのが前提になると思います。ここから観はじめた観客にとってはやはり戸惑いはあると思いますね。それから全体的な話の構成そのものが「ロード・オブ・ザ・リング」と大差ないなといった印象は受けました。まぁ3部作ですのでこれからの変化に期待もできますが。それから、…やっぱり長い(^_^;)正直あと20分短ければと言った感はありますね。
長くはありますが、個人的には「ロード・オブ・ザ・リング」よりこちらの方が好きかも知れない。それは主人公の性格の差もあると思います。時間とお金のある方は是非ご覧下さい。
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